リアクタンス
りあくたんす
【リアクタンス(りあくたんす)】
定義
リアクタンスとは、交流回路において電流の流れにくさを表す量のうち、コンデンサーやコイルによって生じる成分である。電流の大きさだけでなく、電圧との時間的なずれ(位相差)を生むのが特徴である。
イメージ
直流では電流は一定に流れるが、交流では電流が時間とともに変化する。その変化に対して、コイルは電流の変化を妨げ、コンデンサーは電圧の変化を妨げる。この「変化しにくさ」がリアクタンスである。
つまり、水の流れで考えると、流れの速さが変わろうとするときに抵抗する性質のようなものである。
数式
リアクタンスには主に2種類ある。
コイルによるリアクタンス(誘導リアクタンス) \[X_L = \omega L\]
コンデンサーによるリアクタンス(容量リアクタンス) \[X_C = \frac{1}{\omega C}\]
ここで、\(\omega\) は角周波数(rad/s)、\(L\) はインダクタンス(H)、\(C\) は電気容量(F)である。
ポイント
- リアクタンスは交流でのみ意味をもつ量であり、直流では影響しない
- コイルでは周波数が高いほど大きくなり、コンデンサーでは逆に小さくなる
- 抵抗と異なり、エネルギーを消費せず、電圧と電流の位相差を生む