放射能
ほうしゃのう
【放射能(ほうしゃのう)】
定義
放射能とは、不安定な原子核が自発的に変化して、放射線を出しながら別の原子核に変わる性質のことである。
このとき、原子核が変化する現象そのものを放射壊変という。
イメージ
たとえば、不安定な原子核は内部に余分なエネルギーをもっているため、そのままでは安定でいられない。
そこで、放射線(粒子や電磁波)を外に出して、より安定した状態に変わろうとする。
つまり、放射能とは「不安定な原子核が自然に安定になろうとする性質」と考えるとよい。
数式
放射能の強さ(単位時間あたりの壊変数) \(A\) は、次の式で表される。
\[A = \lambda N\]
ここで、
\(A\) は放射能(Bq)
\(\lambda\) は崩壊定数(s⁻¹)
\(N\) は存在している原子核の数である。
また、時間変化は次のように表される。
\[N = N_0 e^{-\lambda t}\]
ここで、
\(N_0\) は初めの原子核の数、\(t\) は時間(s)である。
ポイント
- 放射能は「性質」であり、放射線(出てくるもの)とは区別する
- 壊変は外からの影響にほとんど依存せず、確率的に起こる
- 時間が経つと原子核の数は指数関数的に減少する