張力
ちょうりょく
【張力(ちょうりょく)】
定義
張力とは、糸やロープのような柔らかい物体が引っ張られているとき、その内部に生じる力であり、物体の両端を引き寄せる向きにはたらく力である。
イメージ
糸で物体をつるしたとき、その糸はピンと張る。このとき、糸の中では常に引っ張り合う力が働いている。この力が張力であり、糸のどの部分でも同じように伝わると考える。
例えば、天井から物体を糸でつるすと、糸は物体を上に引き上げようとする力を伝える。この力が張力である。
数式
静止している物体に対しては、力のつり合いより
\[T = mg\]
と表される場合がある。
ここで、\(T\) は張力(N)、\(m\) は質量(kg)、\(g\) は重力加速度(m/s²)である。
また、加速度がある場合は運動方程式より
\[T - mg = ma\]
のように表される。
ここで、\(a\) は加速度(m/s²)である。
ポイント
- 張力は糸に沿った方向に働き、押す力ではなく引く力としてのみ働く
- 軽くて伸びない糸では、張力は糸のどの位置でも同じとみなす
- 加速度がある場合は、張力と重力のつり合いではなく運動方程式で考える