終端速度
しゅうたんそくど
【終端速度(しゅうたんそくど)】
定義
終端速度とは、物体が流体中(空気や水など)を運動するときに、重力と抵抗力がつり合い、加速度が0になって一定の速さで運動する状態の速度である。
イメージ
空気中で物体を落とすと、最初はどんどん速くなるが、速くなるほど空気の抵抗も大きくなる。やがて、下向きの重力と上向きの抵抗力が同じ大きさになり、それ以上速くならなくなる。このときの一定の速さが終端速度である。
例えば、雨粒やパラシュートは、ある速さに達するとそれ以上速くならずに落ち続ける。
数式
力のつり合いより、
\[mg = kv\]
ここで、\(m\) は質量(kg)、\(g\) は重力加速度(m/s²)、\(k\) は抵抗係数、\(v\) は速さ(m/s)である。
したがって終端速度 \(v\) は、
\[v = \frac{mg}{k}\]
となる(抵抗力が速さに比例する場合)。
ポイント
- 終端速度では加速度は 0 になり、等速運動になる
- 抵抗力は速さが大きくなるほど大きくなり、つり合いが生じる
- 物体の形状や流体の性質によって終端速度は変わる