比電荷
ひでんか
【比電荷(ひでんか)】
定義
比電荷とは、電荷をその粒子の質量で割った値であり、「単位質量あたりの電荷の大きさ」を表す量である。
同じ電荷でも質量が違えば運動のしやすさが変わるため、その違いを表す指標として使われる。
イメージ
軽くて電荷が大きい粒子ほど、電場や磁場の中で強く動かされる。
つまり、「どれくらい動きやすいか」を表すのが比電荷である。
たとえば電子はとても軽く電荷をもっているため、比電荷が大きく、電場や磁場で大きく曲げられる。
数式
比電荷は次の式で表される。
\[\frac{q}{m}\]
ここで、
\(q\) は電荷(C)
\(m\) は質量(kg)である。
また、電子の比電荷は実験により測定されており、約 \(-1.76\times10^{11}\) C/kg である。
ポイント
- 比電荷は「電荷 ÷ 質量」で決まり、粒子の動きやすさを表す
- 電子は質量が小さいため、比電荷が非常に大きい
- 電場や磁場中での運動(円運動や偏向)で重要な量である