pn接合
ぴーえぬせつごう
【pn接合(ぴーえぬせつごう)】
定義
pn接合とは、p型半導体とn型半導体を接合した構造であり、接合部分で電荷の移動によって電位差(内蔵電位)が生じることで、電流の流れ方に方向性が現れるものである。
イメージ
p型半導体には正孔(+の電荷のように振る舞う粒子)、n型半導体には自由電子(-の電荷)が多く存在する。これらを接合すると、電子と正孔が互いに移動して打ち消し合い、接合部の近くに電荷がほとんどない領域(空乏層)ができる。この部分は電気が流れにくくなり、一定の向きでしか電流が流れにくくなる。
数式
pn接合そのものに単純な基本式は少ないが、電流と電圧の関係は次のように表される。
\[I = I_0 \left( e^{\frac{qV}{kT}} - 1 \right)\]
ここで、\(I\) は電流(A)、\(V\) は電圧(V)、\(q\) は電荷(C)、\(k\) はボルツマン定数、\(T\) は絶対温度(K)、\(I_0\) は逆方向飽和電流である。
ポイント
- 接合部には空乏層ができ、内部に電場が生じる
- 順方向では電流が流れやすく、逆方向では流れにくい(整流作用)
- ダイオードなどの基本素子はpn接合を利用している