p型半導体
ぴーがたはんどうたい
【p型半導体(ぴーがたはんどうたい)】
定義
p型半導体とは、価電子が少ない不純物を加えることで、正の電荷をもつ「正孔(ホール)」が主な電気の担い手(キャリア)となる半導体である。
イメージ
シリコンにホウ素などの不純物を入れると、電子が1つ足りない状態ができる。この「電子の抜けた穴」が正孔であり、周りの電子が次々と移動してこの穴を埋めることで、結果として正孔が動いているように見える。つまり、電子が動くことで、正の電荷が移動しているように振る舞う。
数式
電流 \(I\)(A)は、正孔の移動によっても流れると考えることができる。
\[I = \frac{q}{t}\]
ここで、\(q\) は移動した電荷(C)、\(t\) は時間(s)である。
また、電流は正孔の数密度 \(p\)、電荷 \(e\)、移動速度 \(v\) によっても表される。
\[I = p e v A\]
ここで、\(A\) は断面積(m²)である。
ポイント
- p型では正孔(ホール)が主なキャリアであり、電子は少数キャリアである
- 正孔は実際の粒子ではなく、「電子が足りない状態」として表される
- 不純物として3価の元素(例:ホウ素)を加えることで生成される