力の合成
ちからのごうせい
【力の合成(ちからのごうせい)】
定義
力の合成とは、複数の力が同時に物体にはたらいているときに、それらを1つの力(合力)としてまとめることである。合力は、それらすべての力と同じ効果をもつ1つの力として表される。
イメージ
物体に2つ以上の力が同時にはたらくとき、それぞれの力が別々に作用するのではなく、全体として1つの動きが決まる。
例えば、物体を右と上に同時に引くと、物体は斜め方向に動く。このときの斜めの力が、2つの力をまとめた合力である。
数式
力はベクトル量であるため、向きと大きさを考えて合成する。
2つの力 \(F_1\)、\(F_2\) の合力 \(F\) はベクトル和で表される。
\[\mathbf{F} = \mathbf{F_1} + \mathbf{F_2}\]
2つの力が直角のとき、合力の大きさは次のようになる。
\[F = \sqrt{F_1^2 + F_2^2}\]
ここで、\(F_1\)、\(F_2\) はそれぞれの力の大きさ(N)、\(F\) は合力の大きさ(N)である。
ポイント
- 力の合成では「向き」が重要であり、単純な足し算ではない
- 力はベクトルとして扱い、矢印(作図)で考えると理解しやすい
- 合力は複数の力を1つにまとめたもので、運動方程式ではこの合力を使う