万有引力による位置エネルギー
ばんゆういんりょくによるいちえねるぎー
【万有引力による位置エネルギー(ばんゆういんりょくによるいちえねるぎー)】
定義
万有引力による位置エネルギーとは、重力(万有引力)によって、2つの質量の間に生じる位置によるエネルギーである。
物体同士の距離によって決まり、互いに引き合う力のもとでのエネルギーを表す。
イメージ
地球と物体の関係で考えると、物体が地球から遠いほど「引き寄せられる余地」が大きく、エネルギーが大きい状態にある。
逆に、地球に近づくほどエネルギーは小さくなる。
つまり、「遠いほどエネルギーが大きく、近いほど小さい」と考えると理解しやすい。
ただし、このエネルギーは常に負の値で表される点に注意する。
数式
万有引力による位置エネルギー \(U\) は次の式で表される。
\[U = - \frac{G M m}{r}\]
ここで、
\(U\) は位置エネルギー(J)
\(G\) は万有引力定数
\(M\) は天体の質量(kg)
\(m\) は物体の質量(kg)
\(r\) は2つの物体の中心間の距離(m)である。
ポイント
- 距離 \(r\) が大きいほどエネルギーは 0 に近づく(無限遠で 0)
- 常に負の値をとる(引力で結びついているため)
- 地表付近では \(mgh\) で近似できるが、本来はこの式が基本である