全反射
ぜんはんしゃ
【全反射(ぜんはんしゃ)】
定義
光が屈折率の大きい媒質から小さい媒質へ進むとき、入射角がある角度以上になると、光がすべて反射して外へ出なくなる現象。
このときの境界の角度を臨界角という。
イメージ
水の中から空気の方を見上げると、ある角度までは外の景色が見えるが、それより大きい角度になると鏡のように反射してしまう。
つまり、光が外に出ようとしても、途中で全部跳ね返されてしまう状態である。
イメージとしては「外に出られなくなって、全部内側に戻る光」と考えるとよい。
数式
スネルの法則より、
\[n₁ sinθ₁ = n₂ sinθ₂\]
\(n₁\):入射側の屈折率
\(n₂\):屈折側の屈折率
\(θ₁\):入射角
\(θ₂\):屈折角
臨界角 \(θc\) では、屈折角 \(θ₂\) が90°になるので、
\[sinθc = n₂ / n₁\]
(ただし \(n₁ > n₂\) のときに限る)
ポイント
- 全反射は「屈折率が大 → 小」に進むときだけ起こる
- 入射角が臨界角より大きいと、光は外に出ずすべて反射する
- 光ファイバーはこの全反射を利用して光を遠くまで伝えている