重ね合わせの原理
かさねあわせのげんり
【重ね合わせの原理(かさねあわせのげんり)】
定義
複数の波が同時に同じ場所を通るとき、それぞれの波の変位を足し合わせたものが、実際の変位になるという原理。
つまり、各波は互いに影響を受けず、独立に重なり合うと考えることができる。
イメージ
2つの波が重なると、その場では高さ(変位)が足し合わされる。
たとえば、上向きの波と上向きの波が重なると、大きな波になる。
逆に、上向きの波と下向きの波が重なると、お互いに打ち消し合う。
つまり、波はぶつかっても消えたり止まったりせず、「その瞬間だけ形が変わる」と考えるとよい。
通り過ぎたあとは、それぞれ元の形のまま進み続ける。
数式
2つの波の変位をそれぞれ \(y₁\)、\(y₂\) とすると、合成された波の変位 \(y\) は次のようになる。
\[y = y₁ + y₂\]
\(y\):合成された変位(m)
\(y₁\)、\(y₂\):それぞれの波の変位(m)
ポイント
- 波は重なっても互いに影響を残さず、通過後は元の形に戻る
- 変位は単純に足し算で求める(符号に注意)
- 干渉(強め合い・弱め合い)はこの原理に基づいて起こる