ホイヘンスの原理
ほいへんすのげんり
【ホイヘンスの原理(ほいへんすのげんり)】
定義
ある時刻の波面上のすべての点は、それぞれが新しい波の発生源(波源)となり、そこから同じ速さで波が広がると考える原理である。
そのとき、これらの波の包絡線(外側の接線)が、次の時刻の新しい波面になる。
イメージ
波面上の1点だけでなく、「波面全体のすべての点」から小さな波が同時に広がると考える。
たとえば、水面にできた円形の波を考えると、その円周の各点からさらに小さな円形の波が広がる。
その外側をなめらかにつないだ線が、次の波面になる。
つまり、「波は前の波面が次の波面を作る」という連続的な広がりとして理解できる。
数式
波の進む距離は、波の速さと時間の積で表される。
\[x = vt\]
\(x\):波が進む距離(m)
\(v\):波の速さ(m/s)
\(t\):時間(s)
ホイヘンスの原理では、この距離 \(vt\) だけ各点から小さな波(素元波)が広がると考える。
ポイント
- 波面上の「すべての点」が波源になるという考え方が重要
- 新しい波面は、素元波の包絡線として決まる
- 反射・屈折・回折などの現象は、この原理で統一的に説明できる