回折
かいせつ
【回折(かいせつ)】
定義
波が障害物やすきま(開口部)に当たったとき、その後ろ側に回り込んで広がる現象。
波の進行方向が変わり、直進だけでなく横方向にも広がるのが特徴である。
イメージ
細いすきまを通った波が、出口で一気に広がる様子を考えるとよい。
たとえば、水面にある小さな穴を通って水波が出ると、穴の先では円形に広がっていく。
また、音は壁の後ろにも回り込んで聞こえるが、これも回折による。
つまり、波は「直進するだけでなく、角を曲がって広がる性質」を持つ。
数式
回折の強さは、波長とすきまの大きさの関係で決まる。
代表的な条件として、回折が目立つのは
\[λ \approx a\]
\(λ\):波長(m)
\(a\):すきまや障害物の大きさ(m)
このとき、波は大きく広がる。
ポイント
- 波長と障害物の大きさが同程度のとき、回折は強くなる
- 波長が非常に短いと、回折はほとんど起こらず直進に近くなる
- 音は回折しやすく、光は回折しにくい(波長の違いによる)