屈折
くっせつ
【屈折(くっせつ)】
定義
波や光が、異なる媒質の境界を通るときに進む向きが変わる現象。
媒質が変わることで波の速さが変化し、その結果として進行方向が曲がる。
イメージ
空気中から水中に光が入ると、進む向きが途中で折れ曲がるように見える。
これは、水中の方が光の進む速さが遅くなるためである。
つまり、波は速さが変わると進む向きも変わる。
速い媒質から遅い媒質に入ると、進行方向は境界の法線に近づく向きに曲がる。
数式
屈折の基本的な関係はスネルの法則で表される。
\[n₁ \sin θ₁ = n₂ \sin θ₂\]
\(n\):屈折率(無次元)
\(θ\):入射角・屈折角(法線から測る角度)
また、屈折率は波の速さと次の関係をもつ。
\[n = \frac{c}{v}\]
\(c\):真空中の速さ(m/s)
\(v\):媒質中の速さ(m/s)
ポイント
- 屈折は「速さが変わること」によって起こる(向きが直接変わるわけではない)
- 角度は必ず「法線(境界に垂直な線)」から測る
- 速い → 遅い媒質では法線側へ、遅い → 速い媒質では法線から離れる