遠心力
えんしんりょく
【遠心力(えんしんりょく)】
定義
遠心力とは、回転している座標系の中で見たときに、物体が回転の中心から外向きに受けるように見える力である。これは実際に外から働く力ではなく、回転運動を説明するために導入される見かけの力である。
イメージ
回転する遊園地のコーヒーカップに乗っていると、外側に押しつけられるように感じる。このとき、外向きに引っ張られる感覚が遠心力である。
また、ひもにつけたおもりを円運動させると、おもりは外へ飛び出そうとする。このときに感じる外向きの力が遠心力である。
数式
遠心力の大きさは次のように表される。
\[F = \frac{mv^2}{r}\]
ここで、\(F\) は遠心力(N)、\(m\) は質量(kg)、\(v\) は速さ(m/s)、\(r\) は円運動の半径(m)である。
また、角速度 \(\omega\)(rad/s)を用いると、
\[F = m \omega^2 r\]
とも表される。
ポイント
- 遠心力は実在する力ではなく、回転している立場で見たときに現れる見かけの力である
- 向きは常に中心から外向きであり、向心力とは反対向きになる
- 等速円運動では、向心力と大きさが等しく向きが逆の関係になる