単振り子
たんしんりこ
【単振り子(たんしんりこ)】
定義
単振り子とは、軽くて伸び縮みしない糸の先に質点をつけ、重力のもとで揺れる運動をする系である。振れ角が小さいとき、周期が一定となる単純な振動(単振動)として扱うことができる。
イメージ
天井から糸でおもりをつるし、少し横に引いて離すと左右にゆれる。このとき、おもりは中心に戻ろうとする力を受けながら往復運動する。振れが小さいときは、同じ時間で一定のリズムでゆれ続ける。
数式
振れ角が小さいとき、単振り子の周期 \(T\) は次の式で表される。
\[T = 2\pi \sqrt{\frac{l}{g}}\]
ここで、\(l\) は糸の長さ(m)、\(g\) は重力加速度(m/s²)である。
また、微小振動の近似では、単振り子は単振動として扱うことができる。
ポイント
- 振れ角が小さいときにのみ単振動として近似できる
- 周期は質量に依存せず、糸の長さと重力加速度で決まる
- 振幅が大きくなると周期はわずかに長くなる(厳密には一定でない)