剛体のつり合い
ごうたいのつりあい
【剛体のつり合い(ごうたいのつりあい)】
定義
剛体のつり合いとは、物体に働くすべての力とモーメント(回転のはたらき)がつり合っており、物体が並進運動も回転運動もしない状態のことである。
イメージ
物体がただ止まっているだけでなく、「動こうとしても動かない」状態を考える。例えば、机の上に置いた物体は、重力と机からの垂直抗力がつり合っているため動かない。
さらに、ドアを押しても回らないときは、力の大きさだけでなく、回転させるはたらき(モーメント)もつり合っている状態である。
数式
剛体のつり合いは、次の2つの条件で表される。
\[\sum F = 0\]
\[\sum \tau = 0\]
ここで、\(F\) は力(N)、\(\tau\) はモーメント(N・m)である。
ポイント
- 力のつり合い(並進)とモーメントのつり合い(回転)の両方が必要
- 一方だけ満たしても、回転したり動いたりするため不十分
- モーメントは「支点からの距離 × 力」で決まり、向きも重要