球面鏡
きゅうめんきょう
【球面鏡(きゅうめんきょう)】
定義
球の表面の一部を利用した鏡で、光を反射させる光学器具である。
反射面の向きによって、内側を使う凹面鏡と、外側を使う凸面鏡に分けられる。
イメージ
球面鏡は、球の一部分を切り取ったような形をしている。
凹面鏡は内側が反射面なので、光を集める性質がある。
遠くの光(平行光)は1点に集まり、そこを焦点という。
凸面鏡は外側が反射面なので、光を広げる性質がある。
反射した光は広がるため、実際には集まらないが、後ろにあるように見える点(虚像の焦点)をもつ。
つまり、凹面鏡は「集める鏡」、凸面鏡は「広げる鏡」と考えると理解しやすい。
数式
球面鏡では、物体の位置と像の位置の関係は次の式で表される。
\[\frac{1}{f} = \frac{1}{a} + \frac{1}{b}\]
\(f\):焦点距離(m)
\(a\):物体までの距離(m)
\(b\):像までの距離(m)
また、焦点距離と曲率半径の関係は次の通りである。
\[f = \frac{R}{2}\]
\(R\):球の半径(曲率半径)(m)
ポイント
- 凹面鏡は光を集め、条件によって実像と虚像の両方をつくる
- 凸面鏡は光を広げ、常に虚像だけをつくる
- 焦点距離は曲率半径の半分になる