回折格子
かいせつこうし
【回折格子(かいせつこうし)】
定義
非常に細かい間隔で多数のすきま(または線)が規則正しく並んだ装置で、光を回折させて干渉による明暗の模様をつくるもの。
光の波としての性質を利用して、波長ごとに光を分けることができる。
イメージ
細いすきまが1本だけあると光は広がる(回折する)が、回折格子ではそれがたくさん並んでいる。
それぞれのすきまから出た光が重なり合うことで、特定の方向だけ強め合い、明るい線(明線)がはっきり現れる。
つまり、「たくさんのすきまから出た波がそろう方向だけ光が強くなる装置」と考えるとよい。
数式
明線ができる条件は次の式で表される。
\[d \sin \theta = m\lambda\]
\(d\):格子間隔(m)
\(θ\):回折角(rad または °)
\(m\):回折の次数(\(0, 1, 2, …\))
\(λ\):波長(m)
この式は、「隣り合うすきまから出た光の道のりの差が \(m\lambda\) になるときに強め合う」ことを意味する。
ポイント
- すきまの数が多いほど、明線は鋭くはっきりする
- 波長が長いほど、大きな角度に広がる
- \(m = 0\) は中央の明線、\(m = 1, 2 …\) は左右に対称に現れる